映像で審査するピアノコンクールが開催されるようです

全日本ピアノeコンクール

映像で予選の審査をして、本選も無観客の録音スタジオで開催するという新しいスタイルのピアノコンクール「全日本ピアノeコンクール」というものが開催されるようです。

クリエイトボックスはこのコンクールに1ミリたりとも関わっておりませんが(笑)たまたま見かけて、いろいろと要綱を拝見しておりましたら、スマホ撮影でOK!みたいな感じでしたので、ちょっと気になっちゃいました。

予選については、すべて映像審査とするようですね。

撮影も自宅でOK、服装も自由、スマホのマイクで録音すればイイ!ということになっています。

対象も小学生から一般まで幅広く設定されており、グランドピアノでなくても、アップライト、電子ピアノなどでも応募できるようです。
私はピアノに関しては、ほんの少しかじった程度なので、コンクールなんて未経験ゾーンの話なんですが、なんとなくコンクールビギナーの方には、いい経験となるもののような気がします。

 

クリエイトボックスの出番じゃないw

こんなコンクールがあるなら、プライベートレコーディングをやっている弊社は、力になれるではないか!!と息巻いてしまいましたが、スマホで撮影していいよ!って書いてあるので、そんなお金かけて準備するほどのものではないということなのでしょうね。

こういうものを見ると、審査は何を基準に見るのだろうか?とか、音質の差とか、見た目の差(映像のキレイさとか、フレームレートみたいな滑らかさ)などはジャッジに影響しないのかなぁ??とちょっと心配になります。

映像越しに耳に聞こえてくる音は、間違いなく演奏している環境や、録音機器の精度などによっても差が生まれるでしょうし、楽器に制限を設けていないとはいえ、グランドピアノと電子ピアノではやっぱり違うでしょうし、そのあたりをどうやって審査するのかってところがシロウト目線では気になります。

というわけで、本当は(?)このコンクールの流れから、クリエイトボックスで録音やりますよ!って宣伝につなげたかったのですが(笑)、どうやらうちの出番はないようですね。。。

 

出し抜くチャンス?

でも私が「応募する側」だったら・・・と考えると、周りがスマホで撮影してくる中で、気合の入った映像を提出すれば、アドバンテージになるのではないか?などという邪まな考えを持ってしまいます。応募要領には「編集禁止」となっているようなので、アングルが変わるような映像にはできないまでも、自分で録画スイッチ押して、ピアノに向かい合って、演奏終わったら止める・・・という一連の流れがちょっと落ち着かない、、、なんて方もいるのかもしれませんね。なにせ、このようなスタイルのコンクール自体、まだまだスタンダードとは程遠いですからね。

で、今度は「審査する側」として考えてしまうのだけど、気合の入った映像を見て、どう思うのだろうか??

「気合が入りすぎているからダメ」なんてことはあり得るのだろうか?
明らかに音質が他の人のものより違う(良い)、映像がキレイ、場所も自宅ではない(スタジオとか、ホールとか、音楽用の施設で録ってる)となった場合、審査員にはどう映るのでしょうか?

でもそこはプロなわけなので、聞き分ける、見分ける力のある方が審査をすることでしょうから、「騙し」のようなレベルでは意味がないでしょうね。でも、う~ん、、、こっちの人と、あっちの人、迷うなぁ、、、となったときに、こっちの人は自宅で収録、あっちの人は業者が収録、であったならば、、、

どうなんでしょう??妄想を掻き立てられます。

 

何のためのコンクール?

ここまで興味本位で書きましたが、行きつくところはこのコンクールに応募する意義だと思うんですよね。
なぜこのコンクールに応募するのか。
自分の現在地を知るため?「授賞」という経歴を残すため?

さてさて何なんでしょう?

小さいころには、不本意ながら、ピアノ教室の先生が参加しなさいと言うから参加したなんていうコンクールも一度や二度の経験があるという方は、多くいらっしゃるかもしれませんが、このコンクールが自己の経験値となり、何か得るもののあるものになるといいですよね。

そう考えると、自分で録画して応募するという過程も、いい経験になるのだと思います。